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えひめAI

えひめAI(あい)と童話「地球の秘密」の話

えひめAIは環境浄化微生物をアコヤ貝のへい死が続く宇和海の浄化や、工場排水、生活排水の発生源対策として使用できないか、という目的で研究が始まり、愛媛県産業技術研究所(旧愛媛県工業技術センター)で開発されました。

えひめAIは酵母(パン酵母)・乳酸菌・納豆菌を糖類で発酵培養した液体ですから、すべて食べられるもので作られているので安全で、安価に製造できます。

えひめAI-1は産業用に、えひめAI-2は家庭用に開発されたものと区別はされていますが、製造方法や材料に若干違いがあるものの、効果は同様です。

​また「マイエンザ」はえひめAIの促成培養バージョンで成分は同じです。

えひめAI開発者 曽我部義明さんは、小学生の女の子 坪内愛華さんが1991年に描いた絵本「地球の秘密」に共感し、広く大勢の人たちに知ってもらい、また自分たちで作って使用できるようにするため、えひめAIの特許を取られませんでした。

​そのため製法はネットや本などで入手することができます。

「地球の秘密」は地球の環境を守っていくことの大切さを描いた環境童話で、えひめAIの名前は曽我部義明さんによって坪内愛華さんの「愛」から名付けられました。

1992年、ニューヨーク国連本部で行われた「第1回国連子供環境絵画展」で、『地球の秘密』が英語版でパネルされ、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」でも紹介されました。

翌1993年6月5日には、展示国連環境計画(UNEP)が世界で環境問題に著しい貢献をした人に贈る「国連グローバル500賞」を受賞しています。この賞が子供に与えられたのは世界初とのことです。

ただ残念なことに当時12歳だった坪内愛華さんは、この本を描き上げた数時間後、亡くなられました。

私たちは彼女の意志を受け継ぎ、身近なことから環境の問題を考えていきたいと思います。

 

えひめAI(えひめAI-2)の作り方、使い方はこちらに詳しく掲載されています。

鬼北町ホームページ

鬼北町では水質の浄化にえひめAIを活用されていて、いろいろ参照させていただきました。

​えひめAIの概要はこちらにもあります。

愛媛県庁ホームページ

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